J&H HOME(株)小野弘志です。東日本橋は晴れ。今日は暖かな朝です。
不動産業を営んでいると毎日たくさんの物件を目にします。500から700件近く閲覧していると思います。勿論目に留まるものもあればそのまま通り過ぎるものもあります。そして毎日数百件が新規で市場に出てきます。驚くのはそのほとんどの物件が売れるという事です。売りに出しているのですから当たり前なのですが、当然安いものではありませんし一般
的には人生で何度も取引するものでもないと思います。それでも多くの物件は3か月から半年のうちには契約になります。買い手の仲介をするときは「いつ売れるか」とドキドキしながら顧客と打ち合わせを重ねます。売り手の時は「いつ売れるか」とまたドキドキします。
同じ言葉なのですが気持ちが全然違います。前者は急がなければ売れてしまうであり、後者は何時になったらという焦りがあります。立場違えば気持ちも全く違うのだと日々感じています。美しが丘ハイムのリノベーションは売り出しから1か月が経ちます。もうなのか、まだなのか気持ちが揺れ動く中で23日には棟内に向けてお披露目会を開く予定です。自信をもって作ったリノベーションですが内覧や問い合わせがないと不安になります。売主の心理を実感しています。仲介ではお客様に「売れない物件はありません」と話すのですが、空虚にも映るので言葉も選ばなくてはいけないと感じます。相場の格言に「まだはもうなり、もうはまだなり」という言葉があります。まだ上がるだろうはもう上がらない、もう売られないだろうはもっと売られるという意味です。立場によって思うところは違いますし感情を入れてしまうと判断が鈍る事もあります。どうも愚痴っぽくなりましたが「たった一人の人に巡り合えた」とやまとなでしこの名セリフのようにそんな方に巡り合いたいと思っています。
2023年2月14日
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