J&H HOME(株)小野弘志です。東日本橋は晴れ。今日2回目の更新。ブログ書き始めて
初めての続き物です。(1)を読んで頂いた方ありがとうございます。(2)も是非読んでみてください。宜しくお願い致します。
さて、思いがけず日本語で「ハサン」に話しかけられ急に気持ちが楽になりました。少なからず英語は話せるのですが、トルコでは英語も殆ど通じない絶望感があったと思います。
「ハサン」は「日本人がしけた顔してランチしていたから可哀そうになって話しかけた」と
言っていました。聞くと川口で解体業を営んでいると言います。日本人の奥さんがいるそうです。お互い疲れていたので帰りのバスでまた会おうと話、日本での連絡先を好感して別れました。私は日本でこれから行われる、私が居るはずだった決済の打ち合わせをライン電話で東京都して過ごしました。インターネットはすごい。ちょっとしたトラブルもありお客様とも直接話しましたが、イスタンブールからの電話と聞くと驚かれました。余りに遠いとお客様もお怒りになるというより同情してしまうのですね。決済は無事終わり、トルコは夕暮れ。バスの時間が近づきます。1時間も前ですがホテルのロビーに下りてソファーで待つ事にしました。「ハサン」も下りてきて話をしました。その際PCR陰性の有効時間についての
話が出ました。お互い日本に着くころには48時間前の陰性の要件を満たさない事が分かり、空港に着いてもPCRを受ける必要があるかもしれないと認識しました。急に不安が増してきました。PCR検査が空港でできるのか?、結果が出発時間までに出るのか?、陽性だったらどうなるのか?気が気ではありません。空港に着いて「ハサン」と日本で働くトルコ人の親戚と3人で空港のPCR検査ができる場所を探すと同時に、そもそも天候のせいで48時間という基準を満たさなかった場合に新たにPCR検査が必要なのかという疑問も空港で聞かなければなりません。当時水際で陰性証明が必要な国は世界で「日本」と「韓国」だけでした。(そもそも中国は渡航が出来ないようです。)PCR検査は出来結果も出発時間に間に合う事は分かり安心しました。諸々の手続きを「ハサン」が全部トルコ語で話してくれたおかげでスムーズにできました。結果陰性で、且つ日本ではロンドンの陰性証明で通過できたので杞憂でしたが、「ハサン」のお陰で帰国出来て、羽田空港で感謝と必ず再開する事を約束しまいた。会社に1日遅れで戻り社員に詫び旅の話を終えたころ、会社で物件を購入する計画があり中古の建物を壊して売り出したいと言います。合い見積もりを取っているのですが
解体の値段が際立って高いと困っていました。「小野さん、解体屋さん知りませんか?」
「知っているよ。」それが昨日の解体に繋がるとはその時は全く考えも及びませんでした。
正に一期一会。不動産は「偶然と他力本願」を体現したお話でした。長々とお付き合いいただきありがとうございました。今日も一期一会を大切に。頑張りましょう。
2023年8月2日
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