J&H HOME(株)小野弘志です。東日本橋は曇り。今朝は山梨県大月市で
震度5弱の地震がありました。東京はさほど揺れませんでしたが、今後の余震が心配です。
今日は不定期ですが、不動産知識。
土地にどのくらいの建物が建つか?についてです。
土地を購入する際、地面を見てもなかなかイメージが付かないものです。
土地の周りの環境は歩いて見て見ると判り、気に入ったとしても、もう一歩踏み込むには
情報が少なすぎます。
その際、土地の販売情報の中の用途地域について見て見てください。
用途地域には13の項目があります。大きく分けて「住居系」・「商業系」・「工業系」
に分かれさらに細分化されます。
これにより法律で建てられる建物の建蔽率・容積率が決まってきます。
他にも沢山制限がありますが、今日は建蔽率と容積率でざっくりイメージを付けて
頂きたいと思います。
例を挙げて考えてみます。
都心に15坪の土地が出ました。商業地域で建蔽率が80%・容積率が500%とします。
①単純に建築可能面積が15坪x80%=12坪となり15坪x500%=75坪の建物面積が
建てられる事が分かります。
②次に防火地域・準防火地域等の地域性を確認します。この地域に耐火仕様の建物を
建てる場合、用途地域に関係なく10%の建蔽率が緩和されます。
今回の場合、商業地域での防火地域内に耐火仕様で建物を建てた場合建蔽率は100%に
なります。
実際建築の際は足場が必要なため85%くらいがMaxなようです。
③前面道路が12m以下の場合、道路の明るさを確保するため前面道路の幅に対して60%
の掛け目をかけて計算します。
もし土地の前面道路が6メートルだった場合、
15坪x(6mx60%)=54坪となります。
数字だけわかるだけでも、少しはその土地にどのくらいの建物が建つか想像頂けると
思います。
是非楽しく建築も楽しんでみてはいかがでしょうか?
2021年12月3日
Comments