J&H HOME小野弘志です。東日本橋は雨。気温は9度。冷たい雨です。
アメリカの金利が上がっているため、住宅市場が冷え込んでいき米国景気が減速
するという観測が取りざたされています。
アメリカの住宅ローン金利は4.5%程度まで上昇しているようです。
賃金の上昇も続いているのですぐに冷え込むとは思いませんが、
今日はアメリカの住宅ローンの仕組みが日本と大きく異なるのでご紹介したいと思います
ネット幻冬舎オンライン(ブロドスキ・ザクリ)の記事によると、アメリカの住宅ローン
は「ノンリコース」というものが採用されています。
アメリカの住宅ローンは「ノンリコースローン」が採用されているケースが多い事情も
あります。ノンリコースローンとは、融資物件の担保力以上の担保が必要ないローンです。
金融機関はローンに対して、担保となる不動産以外の担保(保証人など)を求めません。
万一、ローンが返済不能になった場合は、担保の不動産を手放せば、後はそれ以上の返済を求められることがないのです。融資と担保物件とが常に同等だと考えられている、と言ってもいいかもしれません。
ですから、担保物件が値下がりした場合でも、その担保物件を手放せば、それ以上の融資返済を求められることがありません。逆に言えば、ローンの借り手にとっては、値下がりしたら担保物件を手放した方がいいとも言えるのです。
ちなみに、日本のように、担保の価値が下がっても、必ず融資全体を返済しなければならず、そのため連帯保証人をつけたり、別担保を用意したりしなければならない仕組みは「リコースローン」と言います。
日本では、投資用賃貸物件を買った人が、その物件価値が下がっても残債割れしていてローンが残るから、売るに売れないということがよくあります。それは日本の住宅ローンがリコースローンだからです。融資対象とする物件のみを担保とするノンリコースローンの方が、借り手にとっては合理的な仕組みだと言えます。
(以上引用)
実際金利低下下、物件の価値上昇下においては金利低下によるローンの借り換えで減った
支払い分を金融機関から借り入れる事が出来ます。住宅の価値が上がっている際も同様です。価値が下がれば売ってしまえばいいのですから、消費者には有用な制度かもしれませんが、サブプライムのような事に繋がるため金融機関は2008年当時のような与信を住宅の買い手には与えていないようですが、「ノンリコースローン」がある以上日本より住宅による借入に緩いとも思えます。 2022年FRBの利上げがどのような結果になるか注目です。
2022年4月4日
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