J&H HOME(株)小野弘志です。東日本橋は曇り。昨夜雨が降ったようです。そのためか気温26度ですが少し蒸す感じがします。それでも着実に秋は近づいています。
為替は昨日から149円を挟んでの取引となっています。当局は頭を悩ませていると思います。市場では日銀が米国短期債を売っていてその規模は介入2回できる規模と噂が流れたようですが反応は軽微でした。岸田首相肝入りの「貯蓄から投資へ」の政策もみずほ銀行チーフエコノミスト唐鎌大輔氏によると家計金融資産に関し、2023年6月末時点で家計金融資産は約2115兆円に上るがそのうち円貨性資産が97%を占めているしかし外貨性資産は3.5%となり過去20年で比率は4倍になったといいます。ネット銀行を含め個人が外貨を購入する事が容易になった今外貨への資産シフトが5%行われると約55兆円、10%なら110兆円の円売りが発生することになり昨年の過去最高の介入額約9.6兆円を大幅に上回る円売りポジションとなります。私はこの記事を興味深く読みました。芸能人がシンガポールやドバイに移住して尚日本で稼げるそんな時代が来ていますが、彼らは日本の所得税制を嫌気して移住していると言われています。今後日本の国力の低下を国民が感じるようになれば、外貨資産を保有するインセンティブは現在より遥かに高くなると思います。また富裕層はすでに海外に資産をシフトしているとも言います。日本が文化だけでなく仕事したり投資したりできる魅力的な国になるための施策を岸田総理も出していますがまだ強力なものがないように感じます。人が世界から集まるような税制についてあまり触れていないからです。施策がうまくいっても今度は移民の問題など世界から人ものカネを集めると起こる付帯的な問題も出てくるでしょう。国民性として受け入れられるか時間がかかりそうです。
半面、円安と地政学的な問題から九州や北海道に海外大手の工場が集まり始めています。
この点も考えながら数年後の日本の姿についてその時の日本の不動産市場について、
経営者として考えていかなければいけませんね。とてつもないチャンスが巡ってきていると
考えて前向きに動いていきたいと思います。
2023年9月27日
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