J&H HOME(株)小野弘志です。東日本橋は曇り。今日は1日曇りの予報。
参議院選が公示され選挙戦が始まりました。金融系もかじっていた私としては
世界で突出している日銀の緩和政策に選挙結果がどのように影響を及ぼすか関心が
あります。金融市場は昨夜イギリスで40年ぶりのインフレが発表されCPI9.1%の上昇。
世界的なインフレの加速が嫌気して株価が下がっていると報じられる中で、アメリカでは
FEDがインフレを手なずけるのは難しいが、リセッションの芽も出始めているとの発言を
して債券が大きく買われて金利が下がりました。まさに玉虫色。直近と6カ月後の近未来
の見通しの攻防です。
その中で日本は参議院選挙。与党、ひいては自民党の獲得議席によっては日銀の政策にも
影響が出そうです。焦点になりそうな円安、インフレこの辺りがどのように有権者に考えられているかが重要になりそうです。
直近のインフレと戦うためには利上げが必要ですが、そうすると日銀は政策の変更を迫られます。G7各国の中で明らかに低金利を保っている日本で、金利を抑え込むコストが目立つと日銀は困ります。6月すでに20兆円超を買っていて過去10年で最高となっています。
国家予算の1/5近くを買っており副作用として円安を招いています。インバウンドや輸出企業には歓迎されそうな円安ですが、国力の部分では弱い円は歓迎されないでしょう。
円安は新興の起業にはあまり好影響がないため海外から買収される可能性やIT系ですと輸入
する部品などの値段が上がってしまい競争力が削がれます。
我々の従事する不動産部門も住宅ローン金利は抑えられますが、対象の不動産価格が上昇しており、その中に円安・海外の好景気にによる資材高も含まれ玉虫色です。
政策が中高年向けの政策にも見えてきます。若者の皆さん是非選挙へ行きましょう。
そして政策に自分達の未来が反映されるように、税金が自分達の未来に配分されるように
動いてみましょう。玉虫色の世界です。声を挙げる事が重要ではないでしょうか。
2022年6月23日
Comments