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350年の老舗 閉店の話

J&HHOME(株)小野弘志です。東日本橋は晴れ。

今日は350年の歴史の歴史に幕を閉じた、東日本橋『大木唐からし店』

のお話です。東日本橋の隅田川沿いに暖簾を掲げ350年の同店がこの7月末日

閉店されました。 

1656年創業と言われていますから、明暦2年、有名な明暦の大火の前年の創業です

4代将軍家綱の時代で江戸初期の開店でした。

明暦の大火によって江戸城天守閣が失われただけでなく3万とも10万とも言われる

(幅がありますが死者数諸説あり)方が亡くなり、大名屋敷も多く焼失したため、

大川(隅田川)に橋が架かるきっかけとなり、その後の江戸の拡大に繋がる江戸3大火事でした。

江戸中期から『大木唐からし店』周辺は火除け地が広がり両国広小路として多くの芝居小屋が並び町人文化の中心として江戸随一の繁華街と言われました。

江戸の繁栄、明治、大正、昭和、平成、令和と時代を超えて愛された江戸の老舗がまた一つ消えた事を残念に思いつつ、今まで歴史を大変な思いで紡いでこられた御店主の苦労を感じずにはいられません。コロナの時代の象徴としてこの事柄は語り繋がれると思います。

https://shinise.tv/ookitogarashiten-higashinihonbashi/


2021年8月2日


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