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  • 執筆者の写真J&H HOME

街作りとは。

J&H HOME(株)小野弘志です。東日本橋は晴れ。

東京では現在大規模な再開発が行われています。麻布・日本橋・八重洲など

大きなビルを建て街を作り変える計画が遂行されています。

ビルがひしめきあって建っていた、前時代的な建築計画ではなく、空地を取りながら

緑や潤いを感じられる計画が前面に出ていてとても楽しみです。

高度経済成長時代の建物が新しいビルに建て替わるのは、効率や大量生産という

考え方の転換なのかもしれません。

価値の多様性が生まれ誰でも発信者になれる現在だからこそ、使う人を気遣う、

企業にアピールする建築から個人に届く設計になっているような気がします。

個人が評価しないと再開発の価値が損なわれるという気がします。

緑を取り込んで、先進的で、人が集えるような造りを競っているように見えますが

ビルという箱を街という使う人の気持ちが入ってこないと魅力が出てこない、

特徴がでない、バブルのころ言われた「箱もの」になってしまいます。

街とは働く人、住む人の気持ち、その場所を大事にし、交流をもっ事ではないでしょうか?

自ずと建てるだけでは足りなくて、集う人たちが活性化する仕組みが必要になると思います。 例えば町会活動は、その触媒になりうると考えます。地域の安心・安全は

セキュリティのカメラを設置するだけでは成り立ちません。本当の抑止力とは、顔を見合わせて挨拶できる関係がどのくらい作れるかという事のような気がします。

個が重視される現代だからこそ、簡単に繋がりあえる現代だからこそ、自分の住む場所・

働く場所の安心安全は自分たちで作る事が大切ではないでしょうか。

先進的な街並みと地域の人との繋がりを作る事で長期的な街の魅力が増幅され、

結果的に資産価値の向上にもつながっていくと思います。

2021年11月25日


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